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性的マイノリティへの理解促進

印刷用ページを表示する更新日:2021年8月30日更新

同じ性別の人を(も)好きになる方や、「からだの性」と「こころの性」に不一致があり、「こころの性」に従って暮らしていきたいと望んでいる方がいます。
また、このような自分で選択することのできない「性的指向」や「性自認」が典型的でないことを理由に、生きづらさを抱えていることがあります。大井町では、町民一人ひとりが個性の違いを認め合い、多様性を尊重する社会を目指すため、性的マイノリティについての啓発活動に取り組んでいます。

性的マイノリティとは

同性が好きな人や、自分の性に違和感を覚える人など、典型的とされていない性的指向や性自認を持つ方の総称です。
「セクシュアルマイノリティ」、「性的少数者」という言い方もあります。異性を好きになる人や自分の性に違和感がない人から見て、少数者(マイノリティ)という意味です。

LGBTとは

次の4つの用語の頭文字から作られた言葉で、性的マイノリティの総称の1つとしても使われています。

L=Lesbian(レズビアン)…女性として女性が好きな人
G=Gay(ゲイ)…男性として男性が好きな人
B=Bisexual(バイセクシュアル)…性別に関わらず恋愛対象になる人
T=Transgender(トランスジェンダー)…「からだの性」と「こころの性」に不一致がある人(性同一性障害者を含む)

この他にも、A(アセクシュアル):無性愛者やQ(クエスチョニング/クイア):性自認や性的指向が明確でなく揺れ動いている人など、様々な類型があります。これらは個人の趣味や一過性のものではなく、本人の意思で変えられるものではありません。

性的マイノリティは13人に1人

調査対象や方法によっても異なり、正確な数値は不明ですが、参考値として、国立社会保障・人口問題研究所が2019年に実施した調査では、「LGBT」と「無性愛者」、「性的指向を決めたくない・決めていない」の合計が8.2%(速報値)であったという結果から、およそ13人に1人が性的マイノリティであると推定されます。
性的マイノリティの方に会ったことがないと思っていても、もしかしたらカミングアウトされていないだけなのかもしれません。

誰もがマイノリティ

私たちには一人ひとり個性があり、他の人と共通する部分もあれば、そうでない部分もあります。人には様々な違い(多様性)があり、誰もが何かしらのマイノリティではないでしょうか。
多様性の尊重を「誰か」のためではなく、「自分事」として捉え、町民一人ひとりが知識や理解を深めることで、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会の実現につながるでしょう。

用語説明

SOGI

性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を組み合わせた用語で、性表現(Gender Expression)を含めSOGIE(ソジー)と呼ぶこともあります。
SOGI(ソジ)は、LGBTなど特定の人を示すのではなく、すべての人の性のあり方を表す言葉です。
マイノリティであるかにかかわらず、性的指向や性自認はすべての人が持っている属性であり、この問題を特定の人にのみ配慮が必要な課題としてではなく、すべての人にかかわる人権課題として捉えるものです。

性的指向とは

どのような性別を好きになるかを示す概念のことです。
同性愛者及び両性愛者は異性愛者に対して少数派であるため、偏見を持たれたり、差別的扱いを受けるなど、生きづらさを抱えていることがあります。

性自認とは

自分の性別をどのように認識しているのかを示す概念のことで、「こころの性」とも呼ばれます。
多くの人は、こころの性とからだの性が一致していますが、この2つが一致しないために違和感を持つ人がいます。
平成16年(2004年)に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行され、一定の法律上の条件を満たした場合には、性自認に合致するよう戸籍上の性別記載を変更できるようになりました。

アライ(Ally)とは

同盟、盟友、味方という意味のAllianceに由来する言葉で、性的マイノリティを理解者や支援者のことを指して使われています。
企業などを中心に、性の多様性を尊重することの象徴であるレインボーフラッグや虹色のステッカーを掲示するなど、アライであることを表明する取組も広がっています。

カミングアウトとは

当事者が性的マイノリティであることを他人に打ち明けることです。
カミングアウトは本人の意思で「する・しない」を決めるものであり、他人が強要することは暴力になります。
また、アウティングを防ぐためにも、カミングアウトを受けたら、誰に伝えているのかを本人に確認しましょう。

アウティングとは

本人の許可なく、性的マイノリティであることを他人に話すことです。
アウティングは、プライバシーに関わる重大な人権侵害で、本人の社会での居場所をなくしてしまう可能性もあります。
なお、パワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)により、職場におけるアウティングやSOGIハラ(相手の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動)はパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントに該当するものとして禁止されています。

性的マイノリティへの理解

法務省が掲げる人権啓発活動の強調事項に『性的指向及び性自認(性同一性)を理由とする偏見や差別をなくそう』が挙げられているように、性的マイノリティへの偏見等が存在しています。
私たち一人ひとりが性に多様性があることを理解し、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会をつくっていきましょう。

申請書等における性別欄の見直しについて

大井町では性的マイノリティに配慮するため、令和3年2月から町民の皆様にご記入いただく申請書等の性別記載欄について見直しを行いました。
※トランスジェンダーの方や自身の性自認が明確でない方の中には、申請書等の性別の記入に当たり、性自認と異なる性別を記入することへの抵抗感がある方がいます。

大井町個人情報保護条例により、個人情報の取得は必要な範囲内で行うものとされておりますが、改めて見直しを行った結果、性別記載欄を設けている162件の申請書等のうち、法令等により国・県などの関係機関が様式を定めているもの73件及び性別情報が業務上必要なもの50件を除いた39件について、性別記載欄の削除、または自由記載の対応とするものとなりました。

大井町パートナーシップ宣誓制度について

大井町では令和3年7月1日に「大井町パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要綱」を施行し、パートナーシップ宣誓制度を導入しました。
宣誓書受領証の交付を通じて、性的マイノリティなどの方が抱える生きづらさや偏見の解消に取り組んでいます。

性的マイノリティに関する相談・情報

法務省:人権相談<外部リンク>
神奈川県:性的マイノリティ(LGBT等)に関する正しい理解を<外部リンク>
大井町パートナーシップ宣誓制度